溝江達英【公式】

線条性にビビるから英語が話せない

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A/K/Iの三文字の組み合わせを変えて単語を作ろうとすると、

①【秋 AKI】
②【イカ IKA】…
③【貝 KAI】

を作り出すことができる。

頭の中では答えが出ている。やったぁ~~!!

でも、

この3つの単語を声に出して言ってくださいとなると、

当たり前だが、一気に同時に3語を音声化できない。

1語1語、いちいち、音声化しなきゃいけない。

秋と言うのに1秒
イカにも1秒、
貝にも1秒

どうしても3秒かけなければいけない。

1秒で、秋・イカ・貝を言うことはできないし、

1秒で、順番を変えて、貝、イカ、秋と言うことももちろんできない。

でも音声化以前のA/K/Iは口に出さない限り何度でも並べ替え可能である。

気の済むまで、何度でも並べ替えできる。

10分でも20分でも好きなだけ、文字をグルグル頭の中でこねくりまわして遊んでいられる。

我々は実生活で頭の中の音声化以前の言葉遊びは毎日のようにしている。

音声化はずばり覚悟が必要だということ。これはよく分かっている。

これ、言っちゃったら終わりだなとか、これ言ってもいいのかな。とためらう原因は、言葉は声を通じて外に出してしまったら、もう変更不可であることを経験済みだからだ。

無論、変なことを言っちゃって、大失敗した経験は誰にでもあることだと思う。

音声化は嫌でも線条性に従うため、後戻りはできない。

一回切りのライブで、やり直しがきかない。覆水盆に返らずの世界。

だからこそ音声化の際に最大の緊張感が生まれる。

黙読している内は、語は命を宿していない。

血の通っていない死体のようでもあるし、空気の入っていないボールといった感じだ。

外国語学習において、音声化をしない学習は逃げ道を作っている学習法なのでどうしても必死感に欠ける。

身につかずじまいで終わってしまう最大の原因はそこにある。

音に出すのが怖くてしょうがない。間違えるのが怖くてしょうがない。

でも、どこかで一度覚悟を決めて、

ライブに立つ自分になぞらえて、英語を舞台にアクターになる決意があってもいいのかも知れない。

自分のステージを最高のものにするために、しっかり準備していきたい。

そして僕はそれを応援したい。
http://mizoetatsuhide.com/kouza/jyuku01.pdf

 






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Dr.Tatsuhide Mizoe

溝江達英

言語をこよなく愛し、学んだ外国語は20ヶ国語以上にも上る国際言語学者。カナダ・ラヴァル大学にて、講義をフランス語で行い、受け持つ授業は北米最多クラスの年間270コマ超の、超人気の言語学教官として活躍中。

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