溝江達英【公式】

Nの後の【ハ行】の音変化

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正比例(せいひれい)と読むのに
反比例(はんひれい??)と読まずに、はん【ぴ】れい

ハ行はNに後続すると音が変わる。

ハ行は不思議が多い。HA-HI-FUとなり、HA-HI-HUにならない。

HA-HI-FU-HE-HOの中で、唇に触る個所があるのは、なぜかFUだけ。

FU以外は唇に触れなくても音がでる。

歴史的には、実は、すべての音で下唇をあま噛みする音だった。

Fa-Fi-Fu-Fe-Fo だった。

もっと驚くことにあま噛みするどころか、全部、上唇も下唇もがっつり一度閉じて発音する音だった。

つまり、Pa-Pi-Pu-Pe-Poが一番古い音の原型だとされる。

現代日本語でいうところの母(はは)は、一番古い日本語の原音では、Papaになる。

母はパパだった。

比例(Hirei)という語頭のHの音が、Nに後続した瞬間、急に一番古い原音であるPに先祖返りする。han-P-ireiになる。

どんな言語でも、【絶対語感】という感覚がある。

日本語話者である以上、このようなルールを知らなくても生きていける。暗黙の了解だからだ。

ただ外国語を学ぶ時、英語には英語の、フランス語にはフランス語話者のネイティブスピーカーですら気が付かない暗黙の了解を我々が知ってしまえば、彼らの語感を人工的にインストールすることができる。

 
 






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Dr.Tatsuhide Mizoe

溝江達英

言語をこよなく愛し、学んだ外国語は20ヶ国語以上にも上る国際言語学者。カナダ・ラヴァル大学にて、講義をフランス語で行い、受け持つ授業は北米最多クラスの年間270コマ超の、超人気の言語学教官として活躍中。

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